脱毛は女性だけではなく男性も含めた、幅広いユーザーから人気があります。
まだ使ったことが無いという方も、今までに一度は利用してみたいと思ったことがある方は、多いのではないでしょうか?
基本的に、脱毛の施術の際には体からアクセサリーなどの金属を外しておく必要があります。
では、歯の治療で使うインプラントや矯正器具、銀歯などはどうなるのでしょうか?
「顔の脱毛は、インプラントがあるとできない」という噂もありますが、本当なのでしょうか?
インプラントとは
インプラントと聞いて最初に思い浮かぶのは、ほとんどの人の場合は「歯科インプラント(デンタルインプラント)」を想像するのではないでしょうか。
デンタルインプラントも、もちろんインプラントで間違いありません。
しかし、実はインプラントは歯だけではなく「体内に埋め込むことができる医療機器や材料のこと」を総称する名前です。
例えば、ペースメーカー・人工関節・美容成形シリコンなどもインプラントに当てはまります。
その中でも、特に有名なのが「歯科インプラント(デンタルインプラント)」なのです。
デンタルインプラントは、むし歯の治療で歯に空いてしまった穴に人工的に作られた歯根をはめこむ治療です。
銀歯などに比べて目立たないことから、人気が高い歯科治療になっています。
また、インプラント以外にも歯の治療では、銀歯・矯正器具といったさまざまな器具を口内に取り付けます。
もし、インプラントが脱毛に影響があるとしたら、それ以外の器具は脱毛に影響がないのでしょうか?
貴金属の扱い
脱毛サロン
脱毛サロンでは、脱毛施術を受ける時には、身に付けていたアクセサリー類は外して施術を受けます。
身につけたままで脱毛をすると、施術の際に怪我をしてしまう可能性があるからです。
脱毛施術では、光やレーザーを使って脱毛を行います。
その際に、金属に当たり、反射して想像もしない箇所に当たってしまったり、思った通りの脱毛ができないなどのトラブルが起きる可能性が高いためです。
場合によっては思わぬケガをしてしまうこともあるため、ピアスやネックレスなどの貴金属類ははずすが基本です。
脱毛クリニック
医療脱毛クリニックでは、脱毛サロンと同じく金属類やアクセサリー類は、はずして脱毛の施術を受けるのが基本です。
アクセサリーや金属類を付けている場合、やはり思った通りの脱毛効果が得られない可能性があるため、外すようになっています。
インプラントの扱い
レーザー脱毛などをする場合、金属部分が熱くなる可能性があります。
歯の矯正やインプラントを付けていると、顔脱毛は断られることがあります。
しかし、口を閉じてしまえば表にでることもありませんよね…。
脱毛サロンの場合
インプラントや、歯科治療による器具の場合の対応は、脱毛サロンによって変わってきます。
インプラントは、あごの骨にボルトを使って埋め込んでいるため、患者側でどうすることもできません。
そして、このボルト部分が金属になっているのですが、口内にあるインプラントに関しては、アクセサリーのように取り外すことはできません。
顔から離れた位置の脱毛であれば、問題ありませんが顔脱毛を希望する場合は、脱毛サロンによっては、「インプラントをしている方は利用不可」としているサロンもあります。
また、歯の矯正器具を付けている人の場合は、矯正器具がプラスチック製であれば問題ありません。
しかし、金属製の矯正器具を使っている場合には注意が必要です。
脱毛クリニックの場合
医療脱毛クリニックも、やはりクリニックごとに対応ができるかできないかが変わってきます。
しかし、医療脱毛クリニックであれば、インプラント・銀歯・矯正器具があっても問題なく顔脱毛の施術をしてくれるクリニックも多いようです。
顔脱毛以外であれば、問題なく受けられます。
しかし、無料カウンセリングや予約の時に、念のためインプラントや銀歯のことは伝えておきましょう。
金属製は要注意
歯の矯正器具が金属ではなく、プラスチックを使っている場合であれば問題なく施術してくれるところが多いようです。
しかし、金属の場合には脱毛サロンでは断られることがあります。
医療脱毛クリニックであれば、金属でもガーゼなどのカバーで隠して脱毛をしてくれるところが多いようです。
もし、これから歯の矯正器具を付ける予定がる人は、金属とプラスチックのどちらにするか考えて選択しましょう。
インプラントも同様です。
インプラントの場合は、矯正器具と違って表には金属が出ていません。
しかし、金属は熱を伝道しやすいためサロンによっては断られてしまう場合もあります。
顔脱毛とは
脱毛サロンでは、足や脇などの身体部分の脱毛を依頼する方が多いですが、顔も脱毛することが可能です。
顔脱毛すると、毛穴が開いてしまうという噂もあるようですが、その心配はありません。
まずは、顔脱毛の特徴を見ていきましょう。
顔脱毛の効果
顔脱毛は、顔のムダ毛を処理してくれるため、化粧のりが良くなります。
男性の場合はひげの脱毛をする方も少なくありません。
顔に脱毛施術をすることで、毛穴が引き締まる効果があり、脱毛直後はもちろんですが、脱毛後もムダ毛が生えにくくなります。
毛穴が閉じている状態であれば、普段気になる「汚れ・角質」が毛穴に詰まることもないため、肌自体が綺麗になります。
しかし、その効果が得られるのは、脱毛サロンの施術を受ける必要があります。
自宅でするセルフ脱毛では、ムダ毛を処理するだけではなく皮膚を傷つけてしまったり、毛穴が開いてしまう可能性もあるため、できるだけ専門家に施術してもらいましょう。
目は安全なの?
顔脱毛は、他の部位に比べて隠すこともできない場所ですよね。
そして、大切なパーツが集結している場所でもあります。
顔脱毛の施術の際に使う「光」を目に直接当ててしまえば危険です。
しかし、目に当たることがなければ影響はありません。
そのため、脱毛サロンでは、しっかりと目を保護したうえで光を照射するという対処方法を取ってくれます。
脱毛サロンはプロですので、ご安心ください。
保護の仕方はさまざまですが、タオルやサングラスが一般的なようです。
その点も不安があれば、事前のカウンセリングで確認することができるので、相談してみてください。
必ずカウンセリングで伝えておく!
脱毛サロンを選ぶときに、みなさんはどうやって選びますか?
やはり、安さなどを重視しますか?
それともレビューで良い評価を得ている脱毛サロンを利用しますか?
選び方は人それぞれですが、必ず脱毛サロンで施術を受ける前にカウンセリングがあります。
このカウンセリングでは、嘘をつかないで、正直に現状を話さなくてはいけません。
歯科矯正をしたままでも顔脱毛できる脱毛サロン
まずは、歯科矯正やインプラントをつけたままの状態で、顔脱毛してくれる可能性がある脱毛サロンはどれくらいあるのでしょうか?
脱毛に必要な情報は、何も歯の治療だけではありません。
脱毛を受ける際には、病気の既往歴や、薬の服薬、またお酒なども関わってくるのです。
歯科矯正をした状態で顔脱毛可能な場合も、それ以外の理由で断られてしまう可能性があることを覚えておきましょう。
脱毛サロン名 | 顔脱毛可能? |
ディオーネ | 矯正やインプラントをしている場合、顔脱毛は可能です。 必ずカウンセリングでスタッフに伝えてください。 |
ミュゼ | 歯科矯正・インプラントの器具がプラスチック製・セラミック製なら顔脱毛可能 しかし、金属製の器具を利用している場合は、断られてしまう可能性が高いです。 |
脱毛ラボ | 矯正やインプラントをしている場合、顔脱毛は可能です。 |
キレイモ | 矯正中でも顔脱毛は可能ですが、インプラントは施術不可です。 |
4つの脱毛サロンで確認したところ、歯の矯正器具の場合も、「金属製以外がOK」や「全てOK」という店舗に分かれます。
さらに、インプラントの場合もできる店舗とできない店舗がある可能性が高いようです。
しかし、脱毛サロンの予約や無料のカウンセリングは自分でも脱毛が問題ないか相談できる場所でもあるので、インプラントや歯科矯正器具で悩んでいる方は、一度申し込んでみるのもおすすめです。
時間がたって対応策が出来ている可能性もありますし、相談でより詳しい状態を伝えることができれば、施術してもらえる可能性もあります。
また、顔脱毛以外であれば、問題はないようです。
全員がすべてだめ、というわけではなく人によって、状況次第ではNGとなるため、まずは相談するのがおすすめです。